Empress IoT SDKのご紹介

Empress IoT SDKはDevice Gateway用のソフトウエアスタックです。工場内で標準とされるOPC UA、Modbus、MTConnectプロトコル、もしくはユーザが独自に使用しているプロトコルから収集したデータをDevice Gateway内のEmpress暗号化組込みデータベースに保存し、M2M(Machine to Machine)レプリケーションでオンプレミスもしくはクラウド上のデータベースや業務システムへの双方向のデータ連携を容易に、短期間に構築できるように設計されています。

Empress IoT SDKは下記の様なコンポーネントで構成されます。

1.Empress暗号化組込みデータベース
IoT用の中継器が一次的にデータを収集するEmpress暗号化組込みデータベースは、米国商務省標準技術局(NIST)に準拠したAES128、AES192、AES256ビットの暗号化、復号化をデータベースエンジンが実行するカーネル暗号化(透過性暗号化)機能を搭載したデータベースです。万が一、中継器が盗難にあっても中継器内のデータは暗号化されているため情報漏えいの危険がありません。カーネル暗号化は組込みデータベースではEmpressだけが搭載している機能です。
2.Empress OPC UA Server
Empress IoT SDKに搭載されるEmpress OPC UA ServerはOPC Foundationの認証試験を終了したOPC UA Serverで、Versionは1.0.3です。OpenSSLのバージョンは1.1.0g、セキュリティポリシーはBasic256/Basic256Sha256、ユーザ認証方法はユーザ名/パスワード認証、ユーザ名/ユーザ証明書方式、情報モデルはMeta Model、Built-in Information Modelをプリロードした最新のスペックのOPC UA Serverです。OSはWindows 7/10もしくは代表的なLinuxをサポートします。
3.Empress Modbus Data Connect
Empress Modbus Data Connectはmodbusのオープンソースライブラリ(libmodbus920.so)を使用し、Empressデータ収集のプログラム(modbus_app)によりデータを中継器内のEmpress暗号化組込みデータベースのテーブルに登録するプログラムです。データ収集のプログラムは設定ファイルにより制御されプログラムを作成する必要はありません。
4.Empress MT Connect Agent/Adapter
Empress IoT SDKに搭載されるEmpress MTConnect Agent/Adapterは、MTConnectに対応している機種であれば、ベンダー、機種に関わらずデータの収集が可能です。高いセキュリティを提供し情報の漏洩やなりすましを防止し、登録したデータをM2M Replicationでクラウドやサーバで一元管理することを可能とします。
5.Empress M2M Replication
M2M(Machine to Machine)レプリケーション機能は中継器とオンプレミスもしくはクラウド上のデータベースをプログラムなしで、xmlベースの設定ファイルを作成するだけで双方向のデータ連携を可能とします。また、開発者用のAPIも提供しています。オンプレミスもしくはクラウド上のデータベースはOracle, SQL Database, DB2, MySQL, PostgreSQL, Hadoop, NoSQLなどをサポートします