OPC UAのコンサルティング

OPC UAのコンサルティングは2種類あります。Companion SpecをOPC UA Serverに実装するコンサルティングと該当するCompanion Specがないために、独自にモデルを作成するためのコンサルティングです。

Companion Specを実装するコンサルティング

Companion SpecをOPC UA Serverに実装するコンサルティングは下記の工程で提供されます。すべての工程はEmpressのコンサルティングの経験に基づきモデル化されています
工程 説明
OPC UA 導入セミナー OPC UAの基礎概念、用語を習得して頂きます。2回のセミナーが提供されます。1回目はOPC UAの基礎用語と概念、2回目は実装するCSです。Companion SpecでProfileとFacetを確認し、Companion Specのどの範囲までをサポートするかを決定します。
情報シートの提供の作成 EmpressがProfileとFacetに対応したCompanion Specの情報シートを提供します。Companion Specを実装するNodeは、Excelベースの情報シートで日本語訳され記載されます。提供された情報シートのNodeとユーザがFA機器から収集するデータ(アドレスもしくはTag名)のマッピングを作成して頂きます。マッピング中にCompanion Specのほとんどの知識が習得が可能です。オンラインでコンサル及び打ち合わせを3回実施させて頂きます。
プロトタイプのOPC UA Severの構築 データのマッピングが完了したら、Empressより下記が提供されます。これによりプロトタイプのOPC UA Serverの立ち上げが可能になります。同時にコンサルティングが終了します。
・CSを実装したカスタマイズOPC UA Server
・Vendor Specific Extensions
・Serverの設定ファイル
・自己署名の証明書の提供
プログラミング FA機器が生成するデータとCompanion SpecのVariable NodeのValue Attributeへの登録、Event、Methodを実装するプログラミングをして頂きます。基本的にはユーザが実装しますが、すべてEmpressに委託することも可能です。ユーザが実装する場合は、Empressより単純なデータをNodeに登録する、Event、MethodなどからTemporayFileTransfer、Alarms&Conditionsなどのサンプルプログラムなどが提供されます。サンプルプログラムを修正することでOPC UA Serverの実装が可能となります。この期間中にQ&Aが提供されます。
検証 Companion Specを実装したOPC UA Severを検証するための技術サポートを提供します。これにはデバッグ用クライアントツールの使い方、Quality Assureranceのサポートが含まれます。別の有償オプショナルサービスになりますが、OPC Foundationの認証を取得するサポートも提供します。
完成/保守サポート 上記を終えると開発が完了し、これ以降は保守サポートサービスが適応されます。保守サービスの内容については複数のレベルがあるので完成後、ご希望の保守サポート契約を締結して頂きます。

独自モデルを実装するコンサルティング

お客様の業種にあったCompanion Infomation Modelがなく、モデルを立ち上げる場合のコンサルティングも承っています。工程は下記の通りにモデル化されています。

工程 説明
OPC UA 導入セミナー OPC UAの基礎概念、用語を習得して頂きます。2回のセミナーを提供させて頂きます。1回目はOPC UAの基礎用語と概念、2回目は独自モデルの設計ガイドです。この段階でOPC UA SeverのSecurity Mode、Security Policy、ユーザ認証、アプリケーション認証方法などのセキュリティに関する設定を決定して頂きます。
FA機器の分類 EmpressよりExcleフォーマットの独自モデルを作成するためのデータシートを提供します。サンプルに従って最上位にFA機器を置き、サブコンポーネント、取得する値、操作するコマンドなどをツリー状に記載して頂きます。Eventは基本的にシステム全体から発生されると考えられますので単に列挙して頂きます。データシート記入の期間にオンラインでコンサル及び打ち合わせを3回実施させて頂きます。
Definitionの提供 データシートの記入が完了しましたらEmpressよりDefinition(Nodeの設計書)が提出されますので検収頂きます。EmpressからはDefinitionのみを提供し、OPC UA Serverの仕様書の作成は、OPC foundationの仕様書のフォーマットを使用しユーザに作成して頂きます。
XMLの提供 Definitionの検収が終了したら、検収されたDefinitionをもとにEmpressがXMLを作成します。自己署名の証明書、Serverの設定ファイルも同時に提供されますので、Empressが作成したXMLをOPC UA ServerにロードするとプロトタイプのSeverを立ち上がります。検証用のClientツール(Viewer)でNodeを確認して頂きます。確認がとれましたらコンサルティングが終了します。
プログラミング FA機器が生成するデータと独自モデルのVariable NodeのValue Attributeへの登録、Event、Methodを実装するプログラミングをして頂きます。基本的にはユーザが実装しますが、すべてEmpressに委託することも可能です。ユーザが実装する場合は、Empressより単純なデータをNodeに登録する、Event、MethodなどからTemporayFileTransfer、Alarms&Conditionsなどのサンプルプログラムなどが提供されます。サンプルプログラムを修正することでOPC UA Serverの実装が可能となります。この期間中にQ&Aが提供されます。
検証 独自モデルを実装したOPC UA Severを検証するための技術サポートを提供します。これにはクライアントツール(Viewer)の使い方、Quality Assureranceのサポートが含まれます。別の有償オプショナルサービスになりますが、OPC Foundationの認証を取得するサポートも提供します。
完成/保守サポート 上記を終えると開発が完了し、これ以降は保守サポートサービスが適応されます。保守サービスの内容については複数のレベルがあるので完成後、ご希望の保守サポート契約を締結して頂きます。