Empress組込みデータベースとは
Empressは1979年の設立発売以来、約40年にわたり日本及び全世界で数多くの導入実績を持つデータベースです。特に北米・日本では商用組込みデータベースでNO.1の実績を誇っています。
発売当初からEmpressは北米のFA分野、テレコム業界で数多く導入されました。郵便物のソートシステムや電子力発電所の監視システム、計装、PBX、ルータなどミッションクリティカルでリアルタイム性が要求される分野に対応するため、高速エンジン、小フットプリント、マルチタスク、CRUD(create、read、update、delete)の定時制定時性、Bound Resource(リソース使用量の可予測性)などの機能に対応してきました。
また実際に現場の声から生まれた機能も数多く存在します。例えば、Empressは発売後の初期段階で多くの店舗POS端末用のデータベースとして導入されました。POS端末は、店員がPOS端末の電源コンセントを不注意で抜くことが多く、予期しない電源断からのスムーズな回復の機能が必要とされることがわかりました。断電やその他のいろいろな状況に対応するために、断電回復性(電源断が起こったすぐに自動復旧する機能)、断片化防止処理(メンテナンスフリー)、タイムアウト機能が追加されました。現在、Empress データベースを特長付ける多くの機能は、発売初期段階で生み出され、その後、数多くの改良が加えられ現在に至ります。1989年には木星探査機ガリレオに搭載され、制御、大量データ格納などに使用されました。
Empressは衛星観測システム、天気情報配信システム、軍事戦争シュミレーションなど多くの米国政府航空・宇宙向けシステムを開発してきました。この分野で特に要求されてきた要件はフットプリントが小さいこと、データの処理対象に対する柔軟性、高速な処理速度です。1989年には木星探査機ガリレオに搭載され、制御、大量データ格納などに使用されました。
製品誕生から約40年を経て、現在、Empressは自動車搭載分野、テレコム・ネットワーク機器分野、FA分野、航空宇宙分野、防衛産業分野、金融・銀行分野、POS・OA分野、情報家電分野など多くの分野で採用されています。Empressの開発拠点は、カナダ(トロント本社)、日本(株式会社Empress Software Japan)、中国(上海開発センター)に拡張され、販売代理店は米国、日本、中国、英国、フランス、ロシアなどにあり、日本のみならずグローバルなビジネスを展開しております。