Empress 暗号化組込みデータベース

Empress IoT SDK内に搭載されるEmpress暗号化組込みデータベースは北米及び日本で導入実績NO.1の商用組込みデータベースで40年以上の歴史を有しています。北米では防衛産業、宇宙・航空、FA、医療、金融などで使用され、日本ではそれぞれの分野のNO.1の企業様に多数ご採用頂いています。最大の特長は組込みデータベースでありながらカーネル暗号化(透過性暗号化を実現していることです。組込みデータベースとしてはEmpressだけが持っている機能です。

1.組込みデータベースエンジン
  • インプロセス型の高速データベースエンジンです。
  • 急な電源断からの確実な復旧を実現する断電回復機能を提供します。
  • 非断片化構造による低い経年劣化とメンテナンスフリー機能を提供します。
  • 省CPU、小メモリー(1MB程度)、小フットプリント(2MB程度)のデータベースエンジンを提供します。
  • 無制限(リソースが許す限り)のマルチプロセス、マルチタスクをサポートします。
  • 2.APIのサポート
  • SQLはANSI SQL92を完全に準拠しています。
  • 全文検索、絞込み検索など豊富なIndexタイプを提供します。
  • ANSI、ODBCに準拠した豊富なデータタイプを提供します。
  • 3.カーネル暗号化機能
    IoTのソリューションはOTとITのリソースが異なるためFA機器のデータを単純にクラウドのデータベースと同期できません。データの発生時にデータを一次的に設備内で保存することが求められます。このためにデバイスGatewayには個人情報、工場レシピなどの会社の資産が保存される場合があり、データベースの暗号化が必要となります。現在、組込みデータベースでカーネル暗号化(データベースエンジンが暗号化、複合化を実行する)が実装されているのはEmpressだけです。
    4.モバイル型の多彩なレプリケーション
    EmpressのレプリケーションはEmpressデータベース同士のレプリケーション機能です。
  • 1つのマスタに対とスレーブ、レプリカで構成されるシングルマスタ型のレプリケーションを提供します。
  • すべてがマスタで相互にデータを連携させるマルチマスタ型レプリケーションを提供します。

  • EmpressのM2MレプリケーションはEmpressデータベースと他社の基幹系データベースとのレプリケーション機能です。
  • 業務システムで使用されているOracle、SQL Databaseなどとのレプリケーションを提供します。
  • クラウド上にあるデータベースとのレプリケーションを提供します。
  • 5.20年以上の長期供給
    Empressはハードウエアや開発環境があるという条件で20年以上の長期供給が可能です。