Server SDKの構成

Empess iData OPC UA Server SDKはWindows、Linuxで圧縮ファイルとして提供されます。Windows用のEmpess iData OPC UA Server圧縮ファイルが展開された構成例は以下の通りになります。

│   
├───bin
│   │   Opc.Ua.NodeSet2.xml (最低限の情報モデル)
│   │   uaserver.config.xml (Serverコンフィグファイル)
│   │   uaserver.exe(Serverの実行ファイル)
│   │   
│   └───PKI (暗号用フォルダー)
│       ├───certs
│       ├───crl
│       └───private
│               
├───docs (ServerとAPIレファレンスマニュアル)
│       
├───examples
│   ├───ID_UAClientRead (Clientからの読取サンプル)            
│   ├───ID_UAClientWrite (Clientからの書込みサンプル) 
│   └───ID_UASampleServer (Serverサンプル) 
│                   
├───include
│   ├───ID_UAServer
│   └───UA-AnsiC
│           
└───lib

includeフォルダー
includeのフォルダー内にはID_UAServerとUA-AnsiCの2つのサブフォルダーがあります。それぞれのサブフォルダは以下が保存されています。

1.ID_UAServer
Empress iDataのSDKのAPIを使用するために必要なヘーダーファイル(.h)が保存され、ヘーダーファイルには以下のAPIが記述されています。
(1)ServerのAddressSpaceの構築に必要なハンドル(ID_AddressSpaceHandle)
(2)ServerのConfigファイルをロードする機能
(3)AddressSpaceを管理する機能
(4)高速データ登録API

2.UA-AnsiC
フォルダー内にはA_AnsiCのライブラリーにあるヘーダーファイル(.h)が保存されます。UA_AnsiCのヘーダーファイルのデータタイプの定義を使用します。SDKを使用する場合は、このヘッダーフォルダーをincludeする必要があります。
libフォルダー
libフォルダー内には各OSで使用されるライブラリーファイルが保存されています。
Binフォルダ
BinフォルダーにはUAServerの実行ファイル、uaserver.config.xml(サーバコンフィグ用のサンプルxml)、Opc.Ua.NodeSet2.xmlがデプロイされています。追加でロードされる情報モデルのxmlの指定がない場合は、最小限の情報モデルを定義したOpc.Ua.NodeSet2.xmlがロードされます。PKIは暗号用のファイルが格納されるフォルダです
サンプルフォルダー
フォルダーの内に3つのサンプルプロジェクトがあります。個々のサンプルはWindows 64bit、Visual Studio 2015以後の環境でコンパイルが可能です。